「保育者養成校における弾き歌い指導の可能性」

大阪教育大学修士論文2016年

本研究の目的を、歌唱と伴奏のバランスのとれた弾き歌いに関して、保育者養成校の学生への指導の可能性を探る点に置いた。音楽を形づくっている要素から、情景をイメージし、歌唱音や伴奏音から生まれるイメージを言語化することにより、伴奏及び歌唱表現に結び付けることが重要と主張した。また、生起されたイメージと伴奏形を一体化させるために、指導者は複数の譜例を提示することが効果的であると提案した。それらよりイメージを手掛かりに伴奏のアレンジを可能にすることができ、バランスのとれた弾き歌いが可能となるという結果が得られた。

「保育者養成校における「声楽」授業を通しての自然な発声を育むための実践的研究Ⅰ―保幼小連携を見据えて―」

和歌山信愛女子短期大学紀要第58号2017年

本論文では、教育現場において盛んに歌唱活動が行われている中で、時に怒鳴ったり叫んだりして歌唱する幼児・児童が見られる背景を鑑みて、保育者養成校に在籍する学生における声楽授業を通しての自然な発声を育むための方法を探るものと位置付けた。自然な発声についての定義を念頭に置き、声楽授業において「コンコーネ50番」を歌唱教材として使用した。学生が力みのない自然な声の出し方を体得できるようにすることをねらいとし授業実践を行い、歌唱教材に関してのアンケート調査より分析と検討を実施した。

『聴き合う耳と響き合う声を育てる合唱指導』DVD

寺尾正著、音楽之友社出版2017年

参考映像に歌唱方法の提案及び模範歌唱として出演する。

「保幼小をつなぐ音楽活動の可能性Ⅰ―和歌山に関連するわらべうたの調査研究を通して―」

和歌山信愛女子短期大学紀要第59号2017年

本論文では、和歌山に関連するわらべうたに焦点を当て幼児期の学びである遊びから、小学校音楽科での学びに繋がる音楽活動の可能性を探るものと位置付けた。文献調査及び現地調査から導き出した「しょうゆどぶどぶ」を用いて認定子ども園での保育実践を試みた。子どもの様子や保育教諭の分析及びアンケート結果から、和歌山の郷土や文化について、遊びながら学びに繋げられ、郷土を愛する心を育むことができるであろう音楽活動であることが明らかとなった。

「子育て支援講座から見る親と子がつながる音楽活動の重要性―きょう育の和講座『みんなで歌おう!乳幼児から始める情操教育』の事例から―」

和歌山信愛女子短期大学紀要第59号2017年

本研究の目的は、和歌山信愛女子短期大学で開催している子育て支援講座での音楽活動を通して、親と子が共に参加でき、音楽を楽しめる講座を提案し、その活動の重要性を探る点に置いた。講座では、3つの活動(聴く・歌う・遊ぶ)を盛り込み、親と子が活動的に音楽に触れることのできるプログラムを構成した。質問紙調査の結果から、親と子が一緒に歌ったり、わらべうたで遊んだりできる「参加型音楽講座」を開講することが重要であると明らかになった。